トロピカルという染め方で色を付けたのぼり旗の特徴

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染め方の違いによるのぼり旗の特徴

トロピカルは元々は織物の生地の事で、別名パームビーチとも呼ばれています。

昔はイギリスで作られ、販売されていたのですが、徐々に
インドネシアやインドなど南方の国々に輸出されたことから
この名前がついたとされています。

昔は毛織物の事を指すことが多かったのですが、現在は多く
がポリエステル製です。

以下はポリエステル製のトロピカルについて説明していき
ます。

染め方の違い

トロピカルは白色で光沢があり、のぼり旗だけでなく夏用
フォーマルウェアや夏用の薄手衣料などに使用されています。

手触りが滑らかで上品さを感じる生地です。

のぼり旗に使われることの多いポンジと比べると2倍の厚み
があるため、強度が高く、のぼり旗が裂けてしまう事を防ぐ
ことが出来ることが特徴です。

染めた際には発色が良くカラフルに着色されます。

また、のぼり旗特有の裏抜けもしっかりとあるのでのぼり旗
としての質感を失うことはありません。

さらに、平織りではありますがシワが入りづらいので生地が
のぼり旗の模様に影響を及ぼすことはありません。

のぼり旗の他の染め方の特徴

のぼり旗には他にも大きく分けて九つの素材があります。
一つ目はのぼり旗の生地として最もメジャーなポンジです。

ポリエステル100%で軽く、しなやかでインクの裏抜けが
良いのが特徴です。

のぼりに使われる素材

二つ目はトロマット、強度が売りのポリエステル製でインクの裏抜けはやや弱くなりますが裏の印刷と重なって見え
にくくなるので見やすさは上がります。

三つ目は金巾、綿製でのぼりによく使われます。

ポリエステル製よりやや厚みがありますが裏抜けもしっかりあります。

四つ目はツラギで、綿の厚手の生地で地がしっかりして
いるので一般的には大型の横断幕、懸垂幕に用いられる事
が多いです。

5番目はターポリンで、ポリエステルの繊維の布を軟質の
合成樹脂フィルムでサンドイッチした複合シートで、
工事現場のシートや仮設テントなどに使われています。

耐久性・耐水性に優れている生地ですが裏抜けはあまり
なく、旗の動きもやや硬くなります。六つ目は麻で、
日本古来よりの天然素材で織り方、染まり方等の種類も
多々あり、独特の質感が人気です。

皆さんも自分好みの染まり方等の生地特性から旗を
選んでみてください。